言葉の魔術師
こんにちは~
今日は私の母について。
とりあえず、ざっと母の情報をば。
私の母は、作家です。作詞と、地方新聞用のコラムの執筆を最近はしています。
私は3年ほど前に家を出ているので、母と同居はしてません。
母は、うつ病です。加えて、10年前に大きな癌をやったので(今はもう大丈夫ですが)身体も弱めです。体調崩しがちです。
すごく芸術家気質で、基本的には優しいですが自分のこだわりに対しわがままで譲りません。基本的にぼーっとしていて、よくすごいヘマをします。子供っぽいです。
カフェが好きで、落ち着く場所をいつも探しています。
あ、あとめちゃくちゃ美人です。もう56歳なのに。昔の写真見ると本当にアイドルか女優になれそうな顔してます(私にその遺伝子は来ませんでした)。
外の風景にそこまで興味がありそうではないのに、一度筆を握らせると誰よりも優れた語彙力で景色を表現します。
母と私は、仲良しでもありますが、よく喧嘩をします。
こんな感じです。羅列してしまった。
昨日も母と喧嘩をしました。
母はうつ病なので、うつっぽい怒りを時折私に向けます。
理不尽に怒り、ひがみます。いつもではないですが。
私はそうすると肉親故か、いらっとして言い返してしまいます。
これがまた火に油を注ぎます。
そして喧嘩に。
喧嘩、多いです。ほんとに。
私も優しくしなきゃ、と思い、最近は基本的には柔らかい返事をこころがけていますが。
そんな母ですが、私は母のあるものを何よりも尊敬しています。
それは、母の書く文章です。
誰にも思いつかない、誰にもかけないことを書きます。
誰よりも美しい言葉を使います。
今日あった何でもない出来事をコラムの中でものすごく詩的に表現します。
言葉の魔術師なのです、母は。
母の文章。
私の永遠の憧れであり、超えたい壁です。
母は最近、自分のコラムの中で、
最近は後悔することが多い、ああすればよかった、こうすればよかったなど、と書いていました。
しかし、後悔はことのほか美しいとも書いていました。
後悔を美しいと思う。その文章でコラムを締めくくる。
そのセンスは私にはないのです。
私の大好きな母のセンスです。
その感性をうらやましい、といつも思います。
言葉の魔術師から生まれたのだから
そのセンスがきっと受け継がれているのね!
私自身が何かしら自分の書いた文章で表彰されると
決まって多くの人にそう言われてきました。
その言葉はある意味私を呪いました。
クラスで一番の文章を書かなくてはならない、母の子供なんだから。
そう思い込み続け、文章を書くことを次第に嫌うようになっていました。
今は、その呪縛から目が覚め、好きなものを書けばいいんだ~~と思うので
こうして下手なブログも続けておりますが。
母のこと、私は本当は好きです。
文章のことはさておいても、一人っ子の私に沢山愛情を注ぎ、ここまで育ててくれました。
何を犠牲にしても、私を優先してくれました。
私の幸せのため、汗水たらして働いてくれました。
感謝してます。
喧嘩が多いですが、大好きな母です。
えーーーー何を言いたいのかさっぱりわからん文章になってしまいました。
流し読みでお願いします。
言葉の魔術師の鬱が、早く晴れますように。