花を唄う




進めない足跡 帰れない小道

朝日は君にそんなに優しくはないけど

知らない街に出かけても 今日くらい

君の心を崩れさせることは

起きないから


いつのまにか思い出すことも

なくなったような景色に

もう一度会いに行こうかな

いつかの予定を今日にして

懐かしい人と話しにいこうよ



花を唄おう 君に向かって

いつでも空に光が差すように笑ってなんかいられない時でも

僕の声が 君の明日に吹く

心地よい風になりますように


夏の雲の上に乗り うたた寝しながら空中飛行

時が経って忘れていたあの日の空想は

いまはどこか 現実性を帯びて無機質な事実を

勝手に誰かがこじつけてみてる


今になって思い返したい昔の

君の密かな友達は

呼べばいつだってやってくるから

いつかのような笑顔と共に

真っ白な雲の上で手を振って


花を贈ろう 君にはなんでも

君の好きなものをあげるから

だから笑って明日を待ち望んで

君の日々が あの頃の君の笑顔と

重なり合っていきますように