どうにもならないもの

 

こんにちは。

 

皆さんは、どうにもならないものと聞いて何を思い浮かべますか。

 

私は心を思い浮かべます。

 

人生に起こることは、わりとどうにかできるものが多いです。

仕事が嫌なら転職したら良い、夢を叶えたければ出来るだけ努力したら良い。

その結果、完全にどうにかできるかは置いておいても、おそらく現状よりは良い状況を作り出せるのではないでしょうか。

 

心は違います。

 

大体、どうにかしようと思うような心はマイナスな気持ちを抱えていることが多いです。

「元気を出して」という言葉は励みにはなりますが、その後元気を出せるかどうかというのは時間の経過による緩和か、状況の変化次第かと思います。

 

マイナスな気持ちを抱えた時、人は本当にどうしようもないのです。

 

私もここまで生きてきた中で、どうしようもないような悲しさ、苦しさを感じた経験があります。

悲しさに溺れて、本当に世界が終わるかなとも思いました。

しかし、一生懸命元気を出そうと努力しました。明るく振る舞おうと。

無理でした。

 

今の自分が、あの時の自分に会えるなら

ただ隣に座って、痛いね、痛いねと背中を撫でてあげたいです。

 

反対に、幸せな気持ちを抱えた時。

これは、どうにかする必要はありませんね。

きっと心の栄養になるはずだから、たくさん幸せは感じるべきです。

 

何が言いたいかというと。

 

心、つまり感じることは自分ではどうにもできません。

ましてや他人がどうにかしようなんて不可能に近いです。

 

あなたの隣に元気のない人がいたら。

その心はどうしようもないことを理解した上で、ただ隣にいてあげてください。

ただ抱きしめてあげてください。

きっとその温もりと時間の経過で、立ち直ることができるでしょう。

 

どうにもならない心は、マイナスの気持ちは

なるべく感じたくないものです。

ただ、人生で最低三回くらいは皆感じるものではないでしょうか。

しかし、これらの気持ちになることは、人生において無駄ではないと思います。

立ち直った自分が強くなれる、どうしようもない時間を過ごす耐性がつくことに加え、

辛い気持ちを感じた分、人に優しくなれる気がします。

 

 

この記事は、他人に優しくする気持ちを忘れないように

自分への戒めの想いで書きました。

 

特に誰のことを思い浮かべているのかはまた追って書きます。

 

それでは、では。